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昨日6月6日は梅の日ということになっていますが、私にとっては6月6日は特別な日なのです。
平成8年6月6日に私の友人であり、私が福祉活動を市民レベルで始めるきっかけとなった友人の命日で、夕方ご自宅の仏前にお参りして来ました。 毎年6月6日は、この友人に線香をあげさせてもらい、近況を報告しています。
この友人は、30代半ばで亡くなりましたが、教育行政に携わり、彼に相談して実現できたのが、学校5日制の第2土曜日の活動でした。
この活動が原点で、アニマルセラピーが実施されるようになったわけです。 彼が生きていれば将来、この紀南地方の教育界の重鎮として活躍されるのは間違いなかったと思います。
とにかく人にやさしく、親身になって相談に乗ってくれる人でした。
彼との出会いは長男が保育所から学校に就学する直前の就学指導という立場で始まり、冬の寒い日に夜10時過ぎてから来て頂き、バイクで帰って行ったことを思い出します。
私は長男の障害が重いことから、学校は養護学校と決めていたのですが、彼は「大久保さん、決めるのはそれでもいいけれど、地元の小学校を見てきたらどうですか。それから決めてもいいのじゃないですか。」と言って頂き、地元の学校(自宅から50m)を見学してきました。
その後、学校ははまゆう養護学校に就学しましたが、私の経験を活かして集団で就学指導の説明会を実施したり、各学校へのコンタクトや就学時の健康診断も待てない子どもたちのため事前に学校と連絡して待たなくても良いようにしていただいたりと障害ある子どもたちへの理解を行動で示して頂きました。
彼がなくなって11年が経ちましたが、亡くなってから奥様から自宅で息を引き取る直前、「病院へ行く手立て(車・運転手)がないなら大久保さんに連絡しなさい。大久保さんなら何処に居ても必ず来てくれるから」と言っていたと告げられたとき、言葉に表すことができない思いがこみ上げて参りました。
6月6日とは私にとっては忘れてはならない日であります。
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和歌山県自閉症協会
会長・中紀分会長
京都産業大学法学部卒
56歳
2人の自閉症者
(27歳男・22歳男[故人])の父