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本日10月18日(土)、県立情報交流センターBig-Uで第3回県福祉事業団 福祉セミナーが午後1時45分開会された。 和歌山県自閉症協会後援事業でもある。
第1回より3回連続で浅野史郎氏を迎えて、第1部障がい者の方を取り巻く現状、第2部現状から浮き彫りになった課題~「罪を犯した障がい者の地域生活支援」として今後の展望~
と題してシンポジウムが開催された。
コーディネーターに浅野史郎元宮城県知事・慶応大学教授
シンポジストに田島良昭氏・南高愛隣会理事長、山本譲司氏・ノンフィクション作家・元国会議員、榎本芳人氏・県福祉保健総務課長の4名で行われた。
会場は400名定員がほぼ満員状態で盛況であった。
第1部ではそれぞれのシンポジストが問題提起を行い、第2部で具体的な実態や対策について語られました。 その間、当事者出演もあり、現在おかれている状況なども発表されました。
全体について印象的であったのは、冒頭、田島氏が会場に来られる電車の中で、駅に降りようとした身体障害のある方が降りられなくて、「止めて!止めて!」と叫んでいたのを車内販売の女性が見つけワゴン車をほっぽり出して、5両目から1両目まで走って行き、運転手に大声で叫び伝えて、皆でその身体障害のある方を降ろしたことがあった。その後、車内アナウンスで、7分間遅れたことを告げられると電車内で拍手が沸きこったことを話され、素晴らしい光景に出くわしたことが知らされた。
シンポジウムでは、山本譲司氏の受刑体験から、刑務所の中にいる受刑者には相当数の知的・発達障害のある人たちが服役していて、迷惑防止条例で連行され、首を傾げたくなるような罪で服役している人たちがいることを知らされた。
山本氏によると自分は国会議員として悪いことをしたから服役したことは当然だか゛、出所後引きこもりを体験し、福祉施設の職員として働く中で、入所更生施設と刑務所が重なって見えてくることがあり、障害のある受刑者の中で福祉施設より刑務所の方が良いと訴える衝撃的な話も紹介された。
最後のまとめでは、自閉症を含む発達障害のある人たちに対する社会の理解と啓発がもっと必要であり、政策として法務省管轄の刑務所と厚生労働省管轄の入所施設や養護施設、場合によっては認知症の高齢者を含め、矯正施設、公判中、起訴を問わず警察などの機関の連携を省庁横断的に行いつつあり、今後の大きな課題として克服していく必要性が示された。
第1回より3回連続で浅野史郎氏を迎えて、第1部障がい者の方を取り巻く現状、第2部現状から浮き彫りになった課題~「罪を犯した障がい者の地域生活支援」として今後の展望~
と題してシンポジウムが開催された。
コーディネーターに浅野史郎元宮城県知事・慶応大学教授
シンポジストに田島良昭氏・南高愛隣会理事長、山本譲司氏・ノンフィクション作家・元国会議員、榎本芳人氏・県福祉保健総務課長の4名で行われた。
会場は400名定員がほぼ満員状態で盛況であった。
第1部ではそれぞれのシンポジストが問題提起を行い、第2部で具体的な実態や対策について語られました。 その間、当事者出演もあり、現在おかれている状況なども発表されました。
全体について印象的であったのは、冒頭、田島氏が会場に来られる電車の中で、駅に降りようとした身体障害のある方が降りられなくて、「止めて!止めて!」と叫んでいたのを車内販売の女性が見つけワゴン車をほっぽり出して、5両目から1両目まで走って行き、運転手に大声で叫び伝えて、皆でその身体障害のある方を降ろしたことがあった。その後、車内アナウンスで、7分間遅れたことを告げられると電車内で拍手が沸きこったことを話され、素晴らしい光景に出くわしたことが知らされた。
シンポジウムでは、山本譲司氏の受刑体験から、刑務所の中にいる受刑者には相当数の知的・発達障害のある人たちが服役していて、迷惑防止条例で連行され、首を傾げたくなるような罪で服役している人たちがいることを知らされた。
山本氏によると自分は国会議員として悪いことをしたから服役したことは当然だか゛、出所後引きこもりを体験し、福祉施設の職員として働く中で、入所更生施設と刑務所が重なって見えてくることがあり、障害のある受刑者の中で福祉施設より刑務所の方が良いと訴える衝撃的な話も紹介された。
最後のまとめでは、自閉症を含む発達障害のある人たちに対する社会の理解と啓発がもっと必要であり、政策として法務省管轄の刑務所と厚生労働省管轄の入所施設や養護施設、場合によっては認知症の高齢者を含め、矯正施設、公判中、起訴を問わず警察などの機関の連携を省庁横断的に行いつつあり、今後の大きな課題として克服していく必要性が示された。
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福祉セミナーを振り返って
大久保様
昨日の福祉事業団セミナーにシンポジストとして参加した榎本です。早速ブログでセミナーのことを取り上げていただいてありがとうございます。
昨日のセミナーは私にとってもとても勉強になりました。最後のまとめでも申し上げたとおり、正直なところ「めまい」を覚えるぐらいの衝撃を受けました。ただ、一つ気になったのは、「私個人の勉強不足」が「和歌山県内の障害福祉全体の水準」ととらえられてしまったのではないかというところです。和歌山県内では障害福祉に関して様々な先進的な取り組みがなされていると思います。ただ、それが私個人の勉強不足のために昨日のセミナーの中でうまく紹介できなかったような気がしています。そのことについてはとても申し訳ないと思っていますし、今後とも和歌山の障害福祉の向上のためにがんばっていきたいと思っています。
昨日の福祉事業団セミナーにシンポジストとして参加した榎本です。早速ブログでセミナーのことを取り上げていただいてありがとうございます。
昨日のセミナーは私にとってもとても勉強になりました。最後のまとめでも申し上げたとおり、正直なところ「めまい」を覚えるぐらいの衝撃を受けました。ただ、一つ気になったのは、「私個人の勉強不足」が「和歌山県内の障害福祉全体の水準」ととらえられてしまったのではないかというところです。和歌山県内では障害福祉に関して様々な先進的な取り組みがなされていると思います。ただ、それが私個人の勉強不足のために昨日のセミナーの中でうまく紹介できなかったような気がしています。そのことについてはとても申し訳ないと思っていますし、今後とも和歌山の障害福祉の向上のためにがんばっていきたいと思っています。
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プロフィール
HN:
大久保尚洋
年齢:
69
性別:
男性
誕生日:
1954/12/24
職業:
保険代理業(損害保険・生命保険)
自己紹介:
社団法人日本自閉症協会 理事
和歌山県自閉症協会
会長・中紀分会長
京都産業大学法学部卒
56歳
2人の自閉症者
(27歳男・22歳男[故人])の父
和歌山県自閉症協会
会長・中紀分会長
京都産業大学法学部卒
56歳
2人の自閉症者
(27歳男・22歳男[故人])の父
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