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本日、和歌山市の和歌山県建築士会で「和歌山県福祉のまちづくり施設アドバイザー養成研修会」の講師として参加した。
この分野は20年来活動に取り組んできているが、講師としてお話しするのは初めての経験で、拙い講演を行ってきました。
県障害福祉課からの要請にこたえる形でお引き受けしたものの1時間という長丁場が果たして耐えられるのかどうか心配でした。
当然、建築の専門家ではないので技術面や法令については全くの門外漢ですから、テーマは「バリアフリーの心をめざして」という内容で、建築家の皆さんに住んでいてよかったなと思っていただけるような、心のバリアフリーを目標にお話しさせていただきました。
最初に、バリアフリーというのは障害者や高齢者だけのためのものでなく、すべての人に分かち合えるものであって、例えば眼鏡をかけなくては遠くが見えない、反対に老眼鏡をかけなければ近くのものが見えないといったことは、私たちの身近にあることです。
住まいの中で、手すりやスロープを付けていても、お風呂に入った時などお湯が少なくなってお風呂から立ち上がることができずに3日も4日もお風呂の中に閉じ込められたままになった高齢者が救出されたケースがありました。
バリアフリーについて考えるときには、ハード面だけでなく、ソフト面を重視する姿勢がないと見かけ倒しの自分勝手なバリアフリーということになりかねません。
物理的なバリアーは解消することができても、支援を必要とする人たちへの理解と思いやりの心がなくては、実質的なバリアフリーの実現は困難です。
こうした心を一人でも大勢の建築家の皆さんや社会が認識していただくことで、福祉のまちづくりの実現がされると確信しています。
今回、私のつたない講演を聞いていただいた建築士会の皆さん、お世話いただいた県関係者の皆さん、本当にありがとうございました。 今後ともよろしくお願いします。
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和歌山県自閉症協会
会長・中紀分会長
京都産業大学法学部卒
56歳
2人の自閉症者
(27歳男・22歳男[故人])の父